こんにちは!ひとり経営専門コンサルタント/税理士の門脇です。
今回はインボイス制度導入にあたって
補助金のご紹介をします。
【前回までの記事】
ひとり経営者のインボイス制度 ~今から準備する3つのステップ~
ひとり経営者のインボイス制度 ~今から準備する2つの選択肢~
小規模事業者持続化補助金とは
インボイス制度導入にあたり補助金を紹介します。
小規模事業者持続化補助金
- 概要
小規模事業者が経営計画を作成し、販路開拓や生産性向上の取組みをする場合に
一部経費の補助をうけることができる制度です。
- 対象者
法人・個人問わず小規模事業者の方が対象になります。
(少数と考えられますが、親会社が大法人の場合や15億円超の利益がある事業者は対象外です。)
インボイス枠についてはインボイス枠については今まで免税事業者の方(消費税を支払っていない方)が
インボイス制度をきっかけに課税事業者(消費税を支払う方)に転換する方が対象になります。
- 補助金額
通常枠のほか、さまざまな枠が設けられており各枠によって補助上限額が異なります。
- 対象経費
対象経費は下記列挙されているものに限定されており
補助金額は各経費×補助率(1/4~3/4)となります。
その他細かな注意点が存在します。
汎用性が高く目的外使用できるもの(車・自転車・パソコンなど)は補助対象外になります。
経費の支払方法や支払日、見積の実施が必要な場合等
さまざまな条件がございますので、公募要領等でかならず照らし合わせて確認すべき点となります。
- スケジュール
下記の通り採択後に補助事業の実施を行い、報告した後補助金額が確定し入金されます。
順に沿って対応する必要がありますので、注意が必要です。
(例えば採択前に補助事業を実施した場合は補助対象外となってしまいます。)
また先に経費の支出があり後日補助金が入金されますので、資金繰りにも気を付けたいところになります。
具体的な申請スケジュールは下記となります。
- 参考
その他インボイス制度対応の補助金として、IT補助金があります。
ITでの業務効率化・データ活用、DXの推進をお考えになられている方は
こちらの検討も一案です。
まとめ
支援金と違い使用使途が特定されており
計画書の作成や補助金入金後も事業効果の報告書の提出が必要であったり
手続きも煩雑ではありますが、こちらの補助金は
多くのひとり経営者の方にとって使いやすいと考えています。
うまくご活用いただき、事業を推進するきっかけの一つになれば幸いです。
投稿者プロフィール
- ひとり経営専門コンサルタント/税理士 門脇頼介
関西学院大学商学部卒。
かどわき会計事務所代表。1990年生まれ、神戸在住。
無職のまま大学を卒業してしまう。就職に苦戦し何とか入社した税理士事務所でも、全く戦力にならず途方に暮れる。
積極的に手を挙げることで徐々に仕事が出来るようになる。また税理士試験も順調に合格することができ、お客様に感謝される機会も増え社会人として充実する。
怒号が響く、所長の機嫌に右往左往する職場環境で転職するが、転職先でも採算が合わない、相性の合わない顧客との対応に苦慮する。また急速な拡大を目指す組織では従業員の退職が相次ぎ、職場環境が悪化するのを目の当たりにし、違和感を覚える。
その後独立開業する。組織のしがらみに囚われない、規模の拡大を目指さないが、仕事もプライベートも充実させる生き方を目指している。ひとり経営者の支援に特化しており、日々奔走中
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