何となく決めた道 18才~19才

高校生の時大学受験の際の学部をどうするか考える機会がありました。

漠然と将来就きたい仕事を考えた時、何か専門的な仕事をしたいと考え思いついたのは、医師、弁護士、会計士の3つの職業でした。その中で何となく自分に合いそうなのは会計士と思い、結果商学部に進学しました。

大学入学後、会計研究会というサークルがあり、新入生の簿記資格の合格を支援する活動をしていました。おかげさまで難なく簿記3級に合格することができ、友人も勉強を始めることもあって次の目標に決めていた会計士試験への挑戦を決意し、資格受験予備校の一つであるTACの門を叩きました。

何も進まない日々 20才~22才

1年生の秋から勉強をスタートしたものの、すっかり勉強する習慣がなくなってしまい、身の入らないまま受けた試験結果は惨敗。その後も勉強を続け数回試験にチャレンジしましたが、悉く惨敗。

敗因は色々挙げられますが、努力不足、努力の仕方の間違い、そもそも向いてなかったような気がします。

月日は流れ3回生の秋になっていました。友人達が就職活動を開始する中、会計士試験は学生時代から受験勉強を開始した人は卒業後も勉強を続け合格後監査法人に就職する流れが一般的(?)だったこともあり、自分も合格すれば同じようになるだろうと楽観的すぎる私は相変わらずぼーとしたままでした。

ギリギリの単位を取得し無事大学を卒業した私は、無事自宅警備員となりました。今は亡き愛犬マックを相棒に勉強に励んでいましたが、卒業後に受けた試験でも芳しくない結果でした。同時期に受験勉強を開始した友人の中には既に監査法人に就職した者もおり、また当時の監査法人の就職状況は悪く無事試験に合格しても就職できないケースもあることを耳にしました。

流石にマイペースが過ぎる私も(やっとこさ過ぎますが)このままではマズいと感じ今後の身の振り方を考えました。

一緒に勉強する愛犬

そうだ税理士になろう 23才

その時に思いついたのが税理士という資格です。

会計士になれば税理士資格も取得できますが、税理士へ方向転換したのは、科目合格制であり1つずつコツコツ積み上げができること、多くの会計事務所は税理士でなくても就職できること、当時感覚的に会計士より税理士のほうがやりたい仕事に近いのではと思ったこと、実家が自営業をしていることから役に立ちそうといった理由からでした。

箸にも棒にも掛からぬ状態であった私は、こういった理由もあり方向転換し税理士を目指すことを決意しました。月日は大学卒業して9か月を過ぎていました。

続く・・・