こんにちは!ひとり経営専門コンサルタント/税理士の門脇です。

これから起業する方、既に起業している方にとって
事業を続けていくことへの不安は誰しもが持っていると思います。

今回はひとり経営が大企業に勝るポイントを5選挙げてみます。

お客様のメリット

意思決定が早い

全ての物事はひとり経営者の一存で決まります。

大企業や中小企業でも組織化している場合
決裁は担当者→上長の承認が必要で時間を要します。

さらに承認してもらうための稟議書(プレゼン)作りが必要な場合も・・・

その点、決裁者=ひとり経営者なので
スピードは勝ると考えられます。

責任が明確

とあるネットや携帯、銀行など
大手企業のサービスを利用して問い合わせた場合
こんなことはないでしょうか。

  • 担当が誰か分からない
  • システム上での繋がりしかなく相手の顔が見えない
  • 誰にどこに問い合わせたら良いのかわからない
  • 部署間でたらい回しにされる

コスト面での安さなど魅力的ではありますが
画一的な対応に困ったことはないでしょうか。

ひとり経営者の場合は、その人しかいないので丸わかりです。

担当が変わらない

突然ですが、会社設立ができるサービスとして「マネーフォワード設立」
をご存じでしょうか。

https://biz.moneyforward.com/establish/

こないだひとり司法書士の先生とお話する機会があったのですが
こういったサービスと司法書士の先生に依頼する場合の違いをお聞きすることができました。

私なりにメリット・デメリットをまとめてみました。

メリットデメリット
大手企業のサービス・コスト面での安さ
・大手企業の信頼性
・不備があった場合自分で対応
・法務的な安全面が自分ではわからない
ひとり司法書士の先生・法務面での安心感
・設立だけでなく今後の登記もサポートしてもらえる
・大手企業のサービス料金より割高
・信頼してお任せできるか最初では判断しづらい

結論、コストと安心どちらを選択するのかになると考えられます。

この話は何事にも通ずるのではないでしょうか。

まさにクラウド会計ソフトでも同じ話だなと感じました。

自身で入力できるできる感できた感はあるのですが
正しいかどうかは別の話なのです。

そのメリットとリスクを天秤にかけどちらを取るか
私ならひとり経営者の方にお願いしたいです。

経営者のメリット

即断即決できる

こんなことわざを耳にしたことはないでしょうか。

「早く行きたければ一人で進め、遠くまで行きたければ皆で進め」

アフリカのことわざだそうですが、言い得て妙だと思いませんか。

ひとり経営者の圧倒的な強みは
お客様メリット1つ目とかぶりますが
「早さ」です。

すべての物事を自分自身の責任で決断し実行できます。

やりたいこと、やってみたいことは即実践!

魅力だと思いませんか。

人間関係に悩まない

  • 上司のご機嫌を伺わないといけない
  • 上司の怒号が響き渡る
  • 楽しくもない上司との飲み会に誘われる
  • 仕事量と反比例する給与の金額
  • 社長の謎の一声により残業代なし など

退職してから今も仲良くして頂いている、交流のある方がいる一方
これからの人生もう会いたくない人もいます。

全て自分の思い通りの働き方をしたい
というのは流石にワガママが過ぎますが
組織の一員である以上、我慢しないといけないことも多々あります。

特に一番しんどいのは人間関係ではないでしょうか。

ひとり経営者の場合は、サラリーマンと違って自分で意思決定できるので
冷たいかもしれませんが人間関係を選ぶ(又は選ばれる)ことができると考えます。

また「人間関係に悩まない」

といっても人間関係から離れて世捨て人になろうと意味ではありません笑

むしろ社会で生きている以上、人との繋がりの大事さを実感します。

ですが、自分が繋がりたくない人と無理して繋がり続けることはないのではと思います。

世の中には、必ず自分と合う人がいます。
そういう方のためにお役に立ちたいと思いませんか。

合わない人との時間は正直無駄です。

少し自分本位かもしれませんが
自分がお役に立ちたい人のために全力で頑張る!

でもいいのではないでしょうか。

最大のデメリットは・・・

ここまでメリットを挙げましたが、もちろんデメリットもあります。

「ひとり」の言葉通り全てをひとりで行っている以上、
何か経営者自身にトラブルが起これば、業務が滞ってしまいます。

意識して防げるもの、防げないもの色々考えられますが
一番気をつけるべきは健康ではないでしょうか。

意外と疎かになりがちですが
毎年最低1回はしっかり健康診断を受け、気を付けたいですね。

まとめ

以上、ひとり経営のメリット・デメリットになります。

サラリーマン

ひとり経営者(ひとり個人事業主・ひとり法人経営者)

事業拡大を目指す経営者

人によって向き不向きがあると思います。
自分の向いている生き方を見つけて
充実した人生を歩みたいですね。

投稿者プロフィール

門脇頼介
門脇頼介
ひとり経営専門コンサルタント/税理士 門脇頼介
関西学院大学商学部卒。
かどわき会計事務所代表。1990年生まれ、神戸在住。

無職のまま大学を卒業してしまう。就職に苦戦し何とか入社した税理士事務所でも、全く戦力にならず途方に暮れる。

積極的に手を挙げることで徐々に仕事が出来るようになる。また税理士試験も順調に合格することができ、お客様に感謝される機会も増え社会人として充実する。

怒号が響く、所長の機嫌に右往左往する職場環境で転職するが、転職先でも採算が合わない、相性の合わない顧客との対応に苦慮する。また急速な拡大を目指す組織では従業員の退職が相次ぎ、職場環境が悪化するのを目の当たりにし、違和感を覚える。

その後独立開業する。組織のしがらみに囚われない、規模の拡大を目指さないが、仕事もプライベートも充実させる生き方を目指している。ひとり経営者の支援に特化しており、日々奔走中